夢を持つということ
皆さんこんにちは。見た目は肉だんご、頭脳も肉だんごの岡崎体育です。
僕はいま、東京のホテルの机でこのブログを記しています。
宇治の実家で使っているいつもの学習机とはやはり高さが違い、どうも違和感を覚えます。東京にはまだ慣れません。
そんな昼過ぎです。
すっかり寒くなりましたが、そんな寒さとは対極にあると噂されている僕の生温かく肉々しい気持ちに目を通してもらえたらと思って、PCのキーボードを弾いています。
今から時を遡ること4年前の2014年に、僕は奈良NEVERLANDというライブハウスでワンマンライブをしました。
当時僕は25歳。僕にとって初めてのワンマンライブであり、初めての2時間尺のライブでした。
そのワンマンライブには、自分のために自分でつけた架空のジャンルである「BASIN TECHNO」というタイトルをつけ、
人知れず意気込んでいました。
目標公言厨である僕は、当時のブッキングライブでお客さんを1人か2人呼べれば良い方だったのにもかかわらず、
100人のお客さんを集めるという無謀な目標を立てました。
KING OF 無謀です。
旅立ったころのモンキー・D・ルフィの「海賊王になる」くらい無謀だったのかもしれません。
もしかしたら“D"の意思を僕も受け継いだのかもしれません。僕はデブの”D”ですが。
けれど、見境なく当時のツイッターフォロワーにDMを送ったり、行ったこともない大学の軽音サークルを周りチケットを手売りしたり、ひたすらSNSで告知をしまくったりしてなんとかワンマンライブ開催の1週間前に100人のお客さんを呼べることになりました。無謀な目標でしたが、自分が公言したことを達成できた喜びは言葉にはできないものでした。
あのー、ほんとに。びっくりするくらい嬉しかったです。すいませんけっこう簡単に言葉にできました。
で、いざワンマンの当日を迎えたのですが。もうね。笑けるくらい台風がド直撃してまして。
朝から家の前の電線がビュルルルルルルルルルとか言いながらしなってるんです。
もうね、その音も「どうもー!台風19号でーす!イエエエエエエエエエエエエイ!!」って聞こえた気がします。知らんけど。
JR在来線全部運休になって、私鉄もだいたい運休になって。ワンマンライブに来てくれる予定だったお客さんからもキャンセルの旨のメールも来ていました。
それでも僕は、ワンマンライブをしました。
いつも通りお客さんが1人か2人でもいいから全力でワンマンライブをしようと思って、公演自体を中止にはしませんでした。
ライブが始まって勢いよくステージに飛び出すと、そこには70人(最終的に90人弱)を超えるお客さんがいました。
外は大雨で風はビュンビュンと吹き荒び、電車もとまっているのに。
自分でもなぜだかわかりませんでした。どうしてこんな男のためにこんな台風の中こんなにお客さんが足を運んでくれたのか。
ヤバイTシャツ屋さんのメンバーも、大阪から原付で2時間かけて来てくれました。途中で転んだらしく、膝を擦りむいていました。(気をつけなはれや!)
電車が止まっていて来れなかった人には申し訳なかったけど、全力で初めてのワンマンライブをしました。
めちゃくちゃ楽しかった。
100人集めるというのも当時の僕にとって無謀な目標でしたが、
さらにその2年前の2012年から、僕にはもっと無謀な夢がありました。
30歳までにさいたまスーパーアリーナでワンマンライブをするという夢です。
当時から色んな場面でこの夢を声に出して言っていました。
自分の夢や目標を声に出して言うことで、言霊が宿り叶えることができると信じていたからです。
SNSや、ライブのMC。友達やバイト先のおばちゃんとの会話。
6年かけて、少しずつ言霊の力を大きくしてきたつもりです。
共演者やお客さん、ライブハウスの人に馬鹿にされたこともありました。
「お前がそんなデカいところでワンマンライブはできひん」
「そんなMCええから、はやく曲をやれ」
わかる。その気持ちは僕もわかる。
必死こいて必死こいてヘトヘトになりながらようやく100人(正確には90人弱)のお客さんを入れてるようなヤツが、
さいたまスーパーアリーナのアリーナモードで16,000人のお客さんを集めるなんて常識的に考えて無理。
でもやっぱり悔しかった。悔しくてみるみる太っていきました。は?
そんな風に悔しくて悲しくなったりもしたけど、僕は夢を持ち続けることができました。むしろ、悔しいという気持ちがそうさせてくれたのかもしれません。
でも、ただ夢をもつだけというわけではなかったと思っています。
(さあ来るぞ!自分語りに拍車がかかるぞ!)
その夢に対して自分なりのスケジュールを立ててきたつもりです。
いつまでに何をして、こういう方向でいって、どんな通過点を設けるか、とか。
僕はやっぱり音楽が好きなんだと思います。
好きなことに対して苦労することとか努力することとか、大変だったけど楽しかったです。
オリコン何位に入るぞとか
Mステ出るぞとか
CD10万枚売るぞ(これは半分くらいしか達成できてないからこれからも頑張る)とか
Eテレでレギュラー持つぞとか
ロッキンのグラスステージでライブするぞとか
全部とても苦労したし、しんどかったけど、楽しかった。
本当に本当に楽しかった。しんどかったけど。何回言うねん。
夢を持つということ。
僕が僕の人生の中でしたいこと。叶えたいこと。
その夢のために、何か行動を起こすということ。
僕は夢を持っている。
ひとりの音楽家として、僕は夢を持っています。
先日、僕は2019年6月9日(日)にさいたまスーパーアリーナでワンマンライブを開催することを発表しました。
僕はそのとき、29歳11ヶ月です。(あぶねぇ!ぎりぎり!)
僕にとってさいたまスーパーアリーナは夢の場所です。
開催まであと半年くらい。全身全霊をかけて準備をして、チケットを完売させるために泥臭く告知をします。
さいたまスーパーアリーナのステージに、僕ひとりで立ちます。
たったひとりです。いつもどおり。
バックバンドもバックダンサーもいない。
頑張ります。いつもどおり。
まだ夢は叶っていません。ここからが本当の勝負です。
絶対に16,000人のお客さんを集めます。
今涙が止まらない。くそう。
ダサいし別に書かなくていいよそういうの。
でも涙が流すほどの夢が僕にはある。
応援してくれる皆が見せてくれる夢がある。
今日からホームページ先行予約が始まっています。
オフィシャルHP先行(抽選)
受付期間:12/22(土)12:00~1/7(月)23:59
▼URL
https://w.pia.jp/s/okazakitaiiku19hp/
チケット完売させるために、ライブ開催日前日までがむしゃらに宣伝するし告知します。
絶対に、絶対に成功させます。
16,000人を集めます。
さいたまスーパーアリーナワンマン。
タイトルは「BASIN TECHNO」にしました。
がんばれ岡崎体育。きみならできるよ。
おわり